最近「IoT家電」という単語をよく耳にする。声で操作できる家電やスマートスピーカーなど、ここ最近で多くのスマート家電が増えてきたものの、実際に導入している家庭はそう多くないように感じる。
我が家にもスマート電球を導入してみたが、便利さに感動し、家電全てをIoT化したいと思うほどまでスマート家電にハマってしまった。スマート電球のレビューは下記。
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とはいえ、もともと家で使っている家電が全てIot家電であるはずもなく、スマートホーム化には買い替えしかないと思っていたが、通常の家電でもIoT化できるガジェットを発見。
ありがたくも無線LAN機器メーカーのTP-Link様から スマートプラグTapo P105 を提供して頂いたので紹介したい。「普通にスイッチのオンオフで良くない?」という疑問もあると思うが、家電の組み合わせ次第では欠かせない必需品となるので、使用例も交えて解説する。
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Tapo P105の特徴

そもそもスマートプラグは家電のオンとオフがスマホから遠隔でできるというガジェットであって、どのメーカーのスマートプラグも性能は似たり寄ったりなものばかりだ。それ故に使用感はどのメーカーの物もあまり変わらない。

その中でもTP-LinkのスマートプラグTapo P105の強みと言える特徴は2個で2,080円という安さ。スマートプラグでは最安値クラス。使用感がほぼ同じなら安いに越したことはない。
Amazonでは定期的にセールで安売りしており、今はTP-Linkの無線LAN機器プロバイダー「10年連続世界シェアNo.1プレゼントキャンペーン」も実施されているので、チェックしておこう。
次に2ヵ月使ってみて良かった点と不満点を順に解説していく。
Tapo P105の使用感

Tapo P105を実際に使ってみて気づいた細かな工夫や強みは下記。
- 接続が安定している
- 音声コントロール可能
- オンとオフで音が鳴る
- 抜き差ししやすい特徴的なボディ
順に解説していく。
Tapo P105は接続性が良い

IoT家電のTapoシリーズはTP-Linkという無線LAN機器メーカーが作っているので、Wi-Fiの接続性は抜群に良い。
遅延も少なく、いままで誤作動したことはゼロ。外出先からの遠隔操作も問題なくできた。
専用のアプリがあり導入も簡単。スマホからアプリをインストールし、スマートプラグをガイドに従って登録、Wi-Fi設定ができたら完了。アプリのデザインがとても見やすく、操作も分かりやすいのでスムーズに設定ができた。
Tapo P105は音声コントロールに対応

Tapo P105はGoogle HomeとAmazon Alexaどちらにも対応している。スマートスピーカーを持っていなくてもスマホに「OK Google、〇〇をオンにして」と話しかければアプリを開かずとも操作できる。
Tapo P105は「カチッ」という駆動音がする

Tapo P105を動作させると「カチッ」といった駆動音が鳴り、ちゃんと指示通り動いたかが音でも分かるようになっている。音声コントロールの時はスマホの画面を見ないので地味に便利な機能。
本体に小さなライトが付いているので本体を見ても確認できるのだが、コンセント類はできる限り見えない場所にあると思うので、音で確認できるのはありがたい。

側面にはボタンが付いており、本体から操作することもできる。
基本はスマホから操作するので、長押しで設定をリセットすること以外に使ったことは無い。
Tapo P105の特徴的な形

Tapo P105はプラグがある方の面が湾曲した形をしており、この窪みがコンセントから引き抜く際の指がかりの役目を果たしている。
こういった細かな工夫が使用感の向上につながっていると思う。
Tapo P105の不満点
業界最安値であるにもかかわらず完成度はとても高いTapo P105だが、いくつか不満点もあったので紹介しておく。
コンパクトではあるが…

Tapo P105の大きさは60×38×33㎜の長方形なので横に長い。横にコンセントが並んだ延長コードで使おうとすると隣のコンセントに干渉してしまう。

延長コード+Tapo P105+プラグでこんな感じ。連結するとやはりゴツい。
いっそのことスマートプラグの機能が付いた延長コードなんてものが出ればいいのにと思った。

ちなみに、コンセントが縦に並んだ延長コードや壁のコンセントなら問題なし。Tapo P105を使用するならコンセントが横に並んだ延長コードは避けるようにしよう。
使える家電が少ない

本体の裏面に接続禁止の注意書きによると、電気ストーブや扇風機には使うことができない。その他にもリモコンで電源をつけるテレビのような家電もダメ。
コンセントを繋いだら直で動作する家電かつ電熱器を含まない家電でないと原則使用できない。
使える家電の種類は意外と少ないので、事前に使用できる家電か確認しておこう。
Tapo P105の使用例

使用できる家電が少なく、スマートプラグの使い道が思いつかない人もいると思うので、実際に僕がTapo P105でスマート化した2つの家電を紹介する。
Tapo P105でヴィンテージライトをスマート化

デスク上に設置しているレトロな見た目の照明。これはフリマで購入した物にIKEAのフィラメント電球っぽいLED電球を組み合わせたもの。
本体に突き出たつまみがスイッチになっているのだが、上の方に設置しているので操作が少々面倒。スマートライトも検討したが、通常の電球だと偽物感が出てダサかった。
そこで活躍するのがスマートプラグだった。Tapo P105を使えばヴィンテージ家電も声で操作することができる。レトロな見た目なのにIoTのLED照明なんて最高にエモい。
これは部屋の演出用の照明として使用しており、午後7時になったら自動的に点灯するようにプログラムしているので、時報として日々の習慣化にも一役買っている。
Tapo P105でスマホをいたわり充電
ほとんどの人は寝ている間にスマホを充電していると思うが、6時間以上充電しっぱなしにするのはバッテリーの劣化の原因につながる。
バッテリーの不具合でスマホが壊れたことがある。朝スマホを開いたら画面が真っ白になっていたので、たぶん寝てる間ずっと充電していたことが原因。
メイン機が突如として文鎮化してしまい、データ転送に苦労したので今後こうならないためにも充電には気を使うようになった。
充電器にTapo P105を組み合わせ、夜の12時にオン、深夜3時にオフになるプログラムを設定した。これによってスマホの過充電を防ぎ、スマホの寿命を延ばすことができるはずだ。
スマートプラグはTapo P105で間違いなし

使い道が少なく、汎用性に欠けることが課題なスマートプラグだが、アイデア次第でいろいろな使い道があり、可能性を感じるガジェットだ。中でも Tapo P105は格安ながら細部に工夫が見られ、コスパはピカイチ。
特にこだわりが無ければスマートプラグはこれ一択だと思う。スマートホーム化したいと思っている人は今ある家電を見直して、スマートプラグの導入を検討することから始めてみてはいかがだろうか。