PCデスクが欲しくて家具屋を何件か回ってみたが、いまいちぱっと来ない。
ネットで調べてみると、デスクを天板から作るいわゆる「DIY」をしている人がちらほら見かけた。
写真を見ると、どれもオシャレで、作り方もそんなに難しくなさそうだったので、筆者も挑戦してみることにした。
思ったより手軽にできたので、その手順を解説していく。
パソコンデスクDIYは入門レベル

DIYと言っても、机は板に足をつけるだけという、非常に単純なつくりなので、初心者でも簡単に作れる。
かくいう筆者もDIYらしいことをしたのは、小学校の図工で椅子を作った以来だ。
そんな筆者でも3時間程度で組み立てられたので、難易度はかなり低い。腕に自信がなくても大丈夫だ。
パソコンデスクに最適な高さを調べる
どうせDIYするなら、自分の体に合ったデスクを作ろうではないか。
そこで役立ったのがBauhütteという日本のゲーミング家具ブランドのサイト。

ここに自分の身長を入力すると最適な高さを算出してくれる。
床に足をつけた状態で、肘を床に足をつけた状態で、肘を90度曲げた姿勢が理想の姿勢らしい。
悲しいことに、筆者はかなり小柄(163㎝)。理想の高さは63㎝だった。
パソコンデスクの材料
天板

IKEAで購入したPINNARP(ピンナルプ)という天板。
一番小さい121㎝×45㎝の大きさで、厚さは3.8㎝、重さは14㎏もある。
値段は税込み13,900円と少々値が張る。

その分デザインがオシャレだ。柄の違う細長い木材が規則的に組まれており、高級感がある。
天然素材なので、経年劣化で徐々に色合いが変化していくそうだ。
この天板に一目惚れをして、今回パソコンデスクをDIYしようと思った。
もう少し安価に済ませたい人は、同じくIKEAで売っている「リンモン」という天板なら4,000円ほどで購入できる。
スクエア型の足

出切れば高さ調整機能付きの足が欲しかったが、天板をこだわりすぎたので、予算オーバー。
IKEAにも足は売っているが、より安定性のある足が欲しかったので、スクエア型の足を選んだ。
足を取り付けた机の高さは71㎝と理想の高さをオーバーしているが、キーボードスライダーをつける予定なので、あえて高めの足にした。
鬼目ナット

鬼目ナットとは、ボルトをねじ込む穴となる部品。
これを天板に埋め込み、そこにボルトをねじ込むことで、足と天板を繋げる。
M(穴の直径)×(長さ)というサイズ表記になっている。
今回は足に付属していたボルトが太さ6㎜、長さ20㎜だったので、M6×20の鬼目ナットを購入した。
材料の総額は送料含めて約25,000円。
パソコンデスクに必要な工具
工具類は購入すると結構な出費になってしまうので、持ってない人はホームセンターなどでレンタルするといいだろう。
電動ドリルドライバー

今回使用したのは10.8v 1.3Ahのドリルドライバー。
機種によってはパワー不足で穴が開けられないこともあるので、対応可能なドリル寸法を確認しよう。
9㎜ドリル

鬼目ナットを天板に埋め込むための下穴を掘るのに使う。
太さは鬼目ナットが入っていた袋に表記されている。
六角レンチ

今回購入した鬼目ナットは、ねじ込み式なので、対応する六角レンチを使う。
これは百円ショップでも購入できる。
以上で必要なものは全てだ。
パソコンデスクを組み立てる

物が揃ったので、さっそくデスクを作っていこう。
位置決め

まずは天板に置いてみて、位置決めをする。
下穴が端に近いと天板が割れてしまう恐れがあるので、穴の位置が端から2㎝程離れた場所にした。

位置が決まれば、ペンで印をつけておく。
面倒だったので、筆者は穴の中心に点を打って印をつけたが、本当は定規で測ったりして印をつけるのがいいだろう。

印をつけたら、それを頼りにドリルで穴をあけていく。

穴の深さは鬼目ナットの長さと同じ、2㎝。
真っすぐ穴をあけるために、ドリルが垂直になるよう心掛け、慎重に穴をあけた。
穴が開けられたら、鬼目ナットのつばの部分が引っ掛からないようにするため、窪みをほる。
カッターで淵をなぞるように角を取る。

次に六角レンチで鬼目ナットを天板に取り付けていく。
うまく入っていかないことがあり、この工程が一番難しかった。
斜めにねじ込んでしまうと入っていかないので、傾きを修正しながらねじ込むとうまくいく。

ここまで出来れば、あとは既製品と変わらない。

足に付属していたボルトを六角レンチで取り付ける。
特に難しいことはないだろう。

16箇所全てにボルトを固定したら、ひっくり返して完成。
自作パソコンデスクの使い心地

小さいながら、重厚感があり、なかなかカッコいい。
スクエア型の足なので、ガタつきも無く安定している。

完成したデスクにノートパソコンと椅子を持ってきた。
椅子はNoble ChairsのEPICというゲーミングチェアだ。レビュー記事は下記。
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椅子がデカすぎて少々不釣り合いになってしまったが、デスクの質感はかなり良い。

さらに27インチモニターを置いてみたが、やはり少し窮屈だ…
このモニターのレビューはこちら。多機能なので重宝している。
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奥行45㎝はちょっと小さすぎたようだ。パソコンデスクなら奥行き50㎝は欲しいところ。
この問題はモニターアームを購入することで改善できた。モニターアームの紹介は下記。
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まとめ

我ながら想像以上にオシャレなパソコンデスクができたので、かなり満足している。
家具をDIYしたのは今回が初めてだが、そんなに苦じゃなかったので、既製品で良いものが見つからなかったならば、作ってしまうのもアリだと思う。